C-Mall PROJECTに参加いただいている学生アンバサダーの皆さんがレクサス宮崎で発表会を行いました。
昨年夏より大学でのアンケート活動や大学生向けのワークショップの開催、ミーティング等を含め14回に及ぶ活動についての報告や活動を通して収集した様々な意見を集約して、メンバーそれぞれが考える「場づくり」について発表してくれました。
今回も司会にはこのお二人。
アンバサダーの濱田詩朗さん、田代剛さんに登場していただきました。
お二人からは司会進行に加えて、先日プロジェクトの参考になる施設へ弾丸取材を行った佐賀・長崎での視察内容をご説明いただきました。
続いて学生の皆様の皆さんから発表いただきました。
まずはニュースリリースでも発表された再開発MDプランである
- ACTIVE FUN LIFE
- LOCAL LINKS
- GOOD LIFE
- LOCAL CULTURE
を収集した意見をもとに、さらに深堀りして、
- ミヤトヨキャンパス
- ミヤトヨフィールド
- ミヤトヨチャレンジブース
- ミヤトヨラボ
- ミヤトヨガレージ
- ミヤトヨスクール
カテゴリー化したことを説明してくれました。
ミヤトヨキャンパスでは、「新しい刺激に出会える宮崎一熱い場所」をコンセプトに長友萌花さんが発表していただきました。
【アンケート・ワークショップで出た意見】
- 国際交流できる場所
- 伝統×Z世代が交われる場所
- 自分の本棚を作れる、共有できる場所
- 毎日ターゲットが替わる図書館
- ICTで学び、学べる場所
- 自分の好きを発信できる場所
- モノ貸し借りするのが一つのコンテンツになる場所
- 交換日記をする場所
- 自己肯定感があがる場所
- 様々な人が先生になれる場所
【意見をもとに取り上げた事例/アイディア】
「シェア図書館」
月額決まった料金を支払うと本棚のオーナーになることができ、
図書室内に自分だけの一箱本棚を持つことができる。
自身のとっておきの本を自由に並べることができ、さらに
「お店番」を体験出来たり、空間を貸切にしてイベントや出店が
出来るようになる特典を用意すれば、本だけではなく、この
図書室を通して、新しい人と出会うことができ、新しい刺激に
出会える場所になると思います。
ミヤトヨフィールドでは、「誰もが気軽にスポーツを通して交流できる場所」をコンセプトに吉田真さんが発表していただきました。
【アンケート・ワークショップで出た意見】
- スポーツを知り楽しめる場所
- 知らない人と一緒に体を動かせる場所
- 教え合いができる場所
- パラスポーツが体験できる場所
- 楽しみながら健康になれる場所
- 想い出の1ページにできる場所
- プロから学べる場所
- 運動オンチ専用な場所
- 50m走が測れる場所
- 曜日によってコートが変わる場所
- 大きい鏡がある場所
【意見をもとに取り上げた事例/アイディア】
「アートコート」
ただスポーツできる場所を作るのではなく、その場所をアーティストがデザインして、地元の人々と共に創りあげる。
例えば、地域の子供たちに色を塗ってもらう等、開業前から地域の人々を巻き込むことで「自分たちで創った場所」と認識してもらい、開業後も利用してもらうことが出来る場所になると思います。
ミヤトヨチャレンジブースでは、「誰もが夢を持ち夢を語り応援し合える場所」をコンセプトに佐々木さくらさんが発表していただきました。
【アンケート・ワークショップで出た意見】
- 時期限定の店が集まる場所
- 1日職業体験の場
- 朝活できる場所
- 高齢者のチャレンジを共有できる場所
- 地元の食材に出会える場所
- 子供のチャレンジを応援できる場所
- 経営について相談できる場所
- 夢を書くボードがある場所
- 気軽に出店できる場所
- 技術のフリマができる場所
- 子供限定のフリマができる場所
- 仲間集めができる場所
【意見をもとに取り上げた事例/アイディア】
「こどもチャレンジショップ」
こどもが主役のチャレンジショップ!
売るのも買うのも子供たちが主役。家庭で使わなくなったモノを子供たちが自ら売買することで、「モノをつなぐ=売る」「お金の大切さを知る」「お金以外のお仕事の価値を生む」「コミュニケーションを取る」ことを体験してもらうことで、「こどもの夢」を応援することができる場所になると思います。
ミヤトヨガレージでは、「好きな時に好きな音楽を好きな人と演奏できる場所」をコンセプトに森美優華さんが発表していただきました。
【アンケート・ワークショップで出た意見】
- 楽譜の図書館になる場所
- 自分の好きな音楽をBGMとして流せる場所
- 初心者が楽器に触れる場所
- 顔を隠して演奏できる場所
- バンド仲間を見つけられる場所
- ファーストテイク風動画が撮れる場所
- 自分に合う楽器の選び方を教えてもらえる場所
- こどもが歌うステージがある場所
- 新しい自分を見つけられる場所
- おばあちゃんもロックになれる場所
- 音楽の歴史を知れる場所
- 知らない人と演奏できる場所
- 自由にライブできる場所
【意見をもとに取り上げた事例/アイディア】
「楽器寄付ふるさと納税」
楽器寄附ふるさと納税とは、ふるさと納税の仕組みを利用し、自治体を通じて学校などにお持ちの楽器を寄附し、その団体の音楽活動を応援する仕組みです。
学校や施設では、慢性的な楽器不足に頭を悩ませています。
高価な楽器を購入することができず、音楽に携わることができない子供たちもいます。
同じような取り組みを宮崎トヨタでも実施できれば、想いのつまった「楽器」というバトンを、次世代の子供たちに渡せる場所になると思います。
ミヤトヨラボでは、「初めての体験ができる場所」をコンセプトに成合悠仁さんが発表していただきました。
【アンケート・ワークショップで出た意見】
- 昔の遊びが学べる場所
- ろくろ体験できる場所
- モノづくりを通して学べる場所
- 時速200㎞を体験できる場所
- なんでも修理できる場所
- DIYを学べる場所
- 自分の作品を展示できる場所
- 生まれた年につくるDIY家具
- オーダーメイドの塗装が出来る場所
- キャンピングカーが作れる場所
- VR体験ができる場所
- ロボットづくりが出来る場所
【意見をもとに取り上げた事例/アイディア】
「DIY・シェアガレージ」
コロナ禍によってライフスタイルが大きく変わり、DIY、キャンプ、車中泊等、アウトドアコンテンツがブームとなりました。それも一過性のものかと思いきや、こうした習慣が日常的になった人も少なくないと思います。
ただ、工具や作業スペースがなく困っているという方達だけではなく、車の整備を自分でしたり、パーツ取り付け、メンテナンスもできるDIY・シェアガレージがあれば、そこで新たなコミュニティが生まれる場所になると思います。
ミヤトヨラボでは、「誰かの居場所になれるような色んな世代の人達が集える場所」をコンセプトに岩本樹奈さんが発表していただきました。
【アンケート・ワークショップで出た意見】
- 様々な年代の人と気軽に話せる場
- 落語を聞ける場所
- お母さんの愚痴を出せる場所
- 昔の遊びを知れる場所
- 好きなことしかしないでいいフリースクール
- 子供のアイデアをもらえる場所
- 家庭菜園ができる場所
- 工作体験できる場所
- バブリーな時代にタイムスリップできる場所
- 農家さんを助けれられる場所
- 待ち時間をともなう場所
- 絵本の読み聞かせを聞いて寝れる場所
- みんなの庭がある場所
【意見をもとに取り上げた事例/アイディア】
「多世代交流できる駄菓子屋さん」
大人が支払った代金の一部が寄付となり、こどもが支払う代金以上の駄菓子や食事ができる取り組みをしている駄菓子屋さん。また、夜は居酒屋になり、その代金の一部も駄菓子屋の運営費として寄付される仕組みです。
こどもは駄菓子を買って食べたり、宿題をしたり、ゲームをしたりと自由に利用しています。
関わりしろをつくることが、みんなが使いこなしはじめ、誰かの居場所になる場所になると思います。
各発表に対して、宮崎トヨタグループ幹部から活動へのねぎらいの言葉とそれぞれがまとめた内容についてフィードバックを行いました。
学生の皆さんならでは視点や活動に感心し、これから提供いただいたアイディアを参考に地域の皆様に喜んで利用していただける施設づくりを形にしていくためにC-Mall PROJECTを進めていくことを約束しました。
最後に宮崎トヨタグループより学生アンバサダーの皆様に感謝を込めて修了証を授与しました。
第1期学生アンバサダーの皆さん、学業・プライベートにお忙しい中、C-Mall PROJECTに貴重な時間を共有いただき、本当にありがとうございました。