道路運送車両法では、ロービームの正式名称は「すれ違い用前照灯」、ハイビームは「走行用前照灯」とされ、対向車や前走者が存在する場合には、ロービームを使用することとされています。
ハイビームにはロービームのような状況を限定した使用規定は存在しませんが、その照射範囲の広さや走行用前照灯という名称等からも通常の走行を想定したライトと考えてよいでしょう。
反射材を身につけていれば、クルマのヘッドライトにより運転者から早く発見されやすくなります。夜間、明るい服装と反射材を身につけた場合は、暗い服装だけの場合と比べて約3倍の距離にいるクルマから歩行者を確認することができます。反射材は、足や腕など動きのある場所につけると、より効果的です。
道路交通法によって安全運転確保義務が課されているドライバーにとって、ロービームの使用を明確に規定されているケースを除けば、夜間の運転では、速度の抑制を図るとともに、ハイ・ロー切り替えを積極的に活用し、事故を防止することが求められています。
照射距離は、ロービームは前方約40m、ハイビームがその倍以上の前方約100m先を照らします。対向車がや前走車がいない場合は、歩行者を早期発見でき、歩行者にもクルマの存在をアピールできるハイビームを積極的に活用しましょう。
反射材・ハンドブックの寄贈
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